1. HOME
  2. チャンピオンコラム
  3. Co-In(一般消費者向け特注部品製作)
  4. 個人向けワンオフパーツ製作ーキャリパーサポートのリバースエンジニアリング編 vol.1

チャンピオンコラム

個人向けワンオフパーツ製作ーキャリパーサポートのリバースエンジニアリング編 vol.1

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
個人向けワンオフパーツ製作ーキャリパーサポートのリバースエンジニアリング編 vol.1
当社では、金属部品の特注品の多品種少ロット生産体制をBtoC向けにも提供しております。
(BtoC向けサービスについて詳しくはこちら

今回は、そんな一般消費者向けの事業でご依頼いただいた案件をご紹介します。
先日導入した3Dスキャナーを用いて、形状をスキャンし、図面作成後に加工まで行った事例です。

ご依頼は、バイクのブレーキキャリパーに取り付けるキャリパーサポートの製作。
今お持ちのキャリパーサポートを軽量化されたいということで、鋳物製(↓写真内 銀色のパーツ)から超々ジュラルミンでの製作をご希望です。
現物をお預かりし、3Dスキャナーでスキャンしました。



材質変更だけではなく、デザインや形状は、ご依頼主様が所有されている別のパーツ(↓写真内 黒色のパーツ)で作られたいということでした。
いまお持ちの黒色のパーツはアルミ製だそうですが、取付穴のピッチが合わず、使用できないとのこと。
『デザインは黒色のパーツ、取付穴のピッチは銀色のパーツ』というこだわりのご希望でした。
20240520_142334.jpg



まずは3Dスキャナーで各部品をスキャンしていきます。


金属製のパーツやメッキなどを施されているワークは、3Dスキャナーがスキャン時に発する光源を乱反射させてしまうため、
そのままスキャンすると正しい形状を取得することができません。
こういったスプレーを用いて、乱反射を抑える処理が必要です。


数分でスキャンは終了します。
スキャンしたデータはこちら↓。 黒のパーツはスプレー処理が甘い部分の形状が飛んでいます。
何度かスキャンしなおして、実物に近いスキャンデータを作っていきます。


スキャンしたデータから図面を作成していきます。
今回導入したVL-700は、このスキャンデータから、3DCADデータへの変換を自動で行います。

3DCADでのモデリングの過程は次の記事でご紹介いたします。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

CONTACT

お問い合わせ

各種お問い合わせは、
以下メールフォームまたはお電話から
お問い合わせください。

特注製作について

お客様のご希望の合わせてオーダーメイドで精密部品を製作しています。

資料ダウンロード

弊社で取り扱っている製品の資料をダウンロードできます。

お電話でのお問い合わせ

受付時間 8:45~17:30(日・祝日除く)

特注部品に関することは、
お気軽にお問い合わせ下さい

特注製作の詳細はこちら お見積り依頼はこちら
閉じる