3Dスキャナ VL-700でリバースエンジニアリング
お世話になっております。
株式会社CHAMPION CORPORATIONです。
この度、KEYENCE社製 3Dスキャナ型 三次元測定機 VL-700を導入いたしました。
というのも、当社では最近、一般消費者のお客様向けの特注部品製作も行っております。
HP経由で何度かご依頼を頂いているのですが、ご依頼の多くは、
パーツの写真が添付され、「この部品をこんな感じで加工したい」という内容です。
これまでのtoB向けの特注部品製作では、「お客様から頂いた図面」を元に加工させて頂いていた当社ですが、
一般消費者のお客様の中で、CADを扱える方は稀ですし、寸法測定といっても定規やメジャーで測れる範囲が限度です。
当社にもともとある測定機器を使用することで、寸法や形状を拾ってCADで図面化することは可能ですが、
かなりの工数がかかってしまうのが難点でした。
そこで、KEYENCE社製 3Dスキャナ型 三次元測定機 VL-700の出番です。
なんとこの3Dスキャナー、部品をスキャンすると、そのスキャンデータから寸法測定したり、CADデータ出力したりすることができるのです!!
他で販売されている3Dスキャナーを導入しても、3DスキャンしたデータをCADデータとしてそのまま扱うことはできません。
3Dスキャナーで取得したデータは点群データと呼ばれる膨大な点の集合体のデータとなります。
従来であれば、そのスキャンデータを下記の手順で加工する必要があります。
きれいにとれています。
CADデータへ変換してみます。CADデータ変換のボタンをぽちっと押して、
1分ほど待つとプレビュー画面が表示されました。
C面やR形状に若干面の歪みが見られるので修正が必要ですが、
平面はある程度きれいな面として認識されているようです。
この測定機、測定精度は±10μmとのこと。
裏面を測定したい場合は、ワークをひっくり返してスキャンし、共通する面や要素を指定することで、簡単に合成データが作成できます。
こちらを使用することで、たまに既存の法人のお客様からご相談いただく、「図面はないんだけれど、同じものをつくってくれない?」
といったご相談にもご対応可能になると考えています。
これを機に、リバースエンジニアリングのサービスも開始いたしましたので、
詳細は下記ページをご覧ください!
リバースエンジニアリングについて
株式会社CHAMPION CORPORATIONです。
この度、KEYENCE社製 3Dスキャナ型 三次元測定機 VL-700を導入いたしました。
というのも、当社では最近、一般消費者のお客様向けの特注部品製作も行っております。
HP経由で何度かご依頼を頂いているのですが、ご依頼の多くは、
パーツの写真が添付され、「この部品をこんな感じで加工したい」という内容です。
これまでのtoB向けの特注部品製作では、「お客様から頂いた図面」を元に加工させて頂いていた当社ですが、
一般消費者のお客様の中で、CADを扱える方は稀ですし、寸法測定といっても定規やメジャーで測れる範囲が限度です。
当社にもともとある測定機器を使用することで、寸法や形状を拾ってCADで図面化することは可能ですが、
かなりの工数がかかってしまうのが難点でした。
そこで、KEYENCE社製 3Dスキャナ型 三次元測定機 VL-700の出番です。
なんとこの3Dスキャナー、部品をスキャンすると、そのスキャンデータから寸法測定したり、CADデータ出力したりすることができるのです!!
他で販売されている3Dスキャナーを導入しても、3DスキャンしたデータをCADデータとしてそのまま扱うことはできません。
3Dスキャナーで取得したデータは点群データと呼ばれる膨大な点の集合体のデータとなります。
従来であれば、そのスキャンデータを下記の手順で加工する必要があります。
- 点群データをメッシュ化(ポリゴンデータに変換)。
- スキャンできなかった箇所の穴埋めを行い、穴のないメッシュデータを作成。
- メッシュデータからサーフェス面を生成。
- 面数を削減することで、軽量化されたCADデータに。
今回導入したVL-700は、1~4の処理を自動で行ってくれます。
試しに、KEYENCE社からの納品時に付属されていたサンプルパーツをスキャンしてみました。↓ 今回スキャンするサンプルパーツ
↓ スキャン結果がこちら
きれいにとれています。
CADデータへ変換してみます。CADデータ変換のボタンをぽちっと押して、
1分ほど待つとプレビュー画面が表示されました。
↓ 左:スキャンデータ 右:CADデータプレビュー
C面やR形状に若干面の歪みが見られるので修正が必要ですが、
平面はある程度きれいな面として認識されているようです。
この測定機、測定精度は±10μmとのこと。
裏面を測定したい場合は、ワークをひっくり返してスキャンし、共通する面や要素を指定することで、簡単に合成データが作成できます。
こちらを使用することで、たまに既存の法人のお客様からご相談いただく、「図面はないんだけれど、同じものをつくってくれない?」
といったご相談にもご対応可能になると考えています。
これを機に、リバースエンジニアリングのサービスも開始いたしましたので、
詳細は下記ページをご覧ください!
リバースエンジニアリングについて