精密旋盤加工

旋盤でねじ形状を加工します。 ねじ切り加工では、規格ねじはもちろん、外径の大きなねじや特殊ねじ、多条ねじなどにも対応可能です。

ご指定のねじ形状がある場合は、ねじ切りバイトを成形して加工します。 硬い材料（HRC60以上）へのネジ切りが高い精度で必要な場合は、ネジ研削も対応可能です。

長くて細いワークの旋盤加工は通常難しいとされていますが、当社では全長約900ｍｍまでの長尺加工が可能です。こちらの長尺加工は、特殊な加工機を使用し、チャッキング方法を工夫することで実現しております。

本事例の製品は軸径φ8、全長814mm、外径公差範囲0.01です。
※加工可能な材質や形状は、お問い合わせください

本来、焼入後の製品は、処理前に比べ表面硬度が硬くなっているため、旋盤加工が難しくなります。 当社では、焼入後硬度がHRC60以下程度までのワークであれば、旋盤仕上が可能です。

事例では、SKD11を焼入後、先端形状部分や写真には写っていない内径中ぐり部分（いずれも公差範囲：0.01）を焼入後の旋盤加工で仕上げました。

豊富な加工実績で蓄積してきた焼入後旋盤仕上げの加工条件を保有しているからこそ成せる技術です。

当社ではNC自動旋盤を多台数保有しており、細くて長い形状の加工が可能です。

当社のNC自動旋盤は、φ26以下のチャックに対応しており、穴あけ、中ぐり、ねじ切り、横穴や溝切などの複合加工も可能です。 併せて、多様なサイズ・材質の磨き棒材の在庫もございますので、短納期にも対応可能です。

φ200程度までであれば当社保有の旋盤で加工いたします。

材料を持ち上げるのも一苦労なサイズとなりますので、ワークの着脱やチャッキングにコツが必要です。
φ200を超えるサイズでも、協力工場での加工が可能ですので、まずはご相談ください。